スクランブルエッグ

私による私の為の生存記録

RE:VICE[D]に悪しき一票を――!

お久しぶりです。蓮根レナです。
暫くブログを更新しない間に、精神的に色々ありましたね……(遠い目)
負の感情の活火山なので叩けばいくらでも話せてしまいますが、今日は人生初の、推し作品紹介・販売促進ブログを書いていきたいと思います。

では早速タイトルから紹介します。

www.otomate.jp

 

RE:VICE[D](以下リヴァD)です。最近再熱してTwitterで騒いでたやつです。
私はこの作品、発表当初から気になっていたのですが何故か売り上げか芳しくないので泣いています。よく絵柄が人を選ぶと言われていますが私は好きなので……。

 

さて、とっても面白い(当社比)このゲームをまずはストーリーからご覧いただきましょう!

ーストーリーー
Dear my Lord, I definitely find you.
~親愛なる魔王。あなたと巡り逢うその日まで~

あなたが見出したその相手は、魔王? それとも――?

次期魔王を探すため人間界へやってきた主人公は、
魔王の素質を備えた四人の人物と出会う。

誰が真の魔王かを決める【魔王選定】を通じて、
魔王候補たちとの距離を縮めていく主人公。

住所不定、年中反抗期、最下位ホスト、引きこもりと
個性豊かな候補たちに囲まれて過ごす中、
あなたが見出した魔王とは……?       (Amazonより引用)


公式サイトから引用しなかった理由は察してください。
ストーリーを私風に分かり易く言うと、


主人公アイカは魔界の最高幹部である四天王の1人。
ある日、宿敵『輝士』との死闘に出向いたきり帰ってこなくなった魔王様に変わる新しい魔王を誕生させるため、他の四天王(アカツキ・スイウ・シンク)と共に、『選定の書』の導きで人間界にやってくる。
そして、彼らはそれぞれ『魔王の資質を持った人間』としてユキネ・イロハ・リョウガ・ヒナツを見つけ出す。
果たして、魔王は一体誰なのか……。
主人公アイカと四天王は『選定の書』に従い、真の魔王を決めるために選定の儀を行うことになる。
魔王選定を通じて彼と絆は深まり、物語は動き出す――。

 

※キャラ以外に四天王エンドもあります(重要)
内容を何となくお分かりいただけたところで、魅力などを好き放題書き散らかしていこうと思います。
なおルートに入ると誰も彼もシリアス展開多めなので重い話が好きな人もどうぞ。


 

・リヴァDの魅力① ゲームタイトル
タイトルが神。
まずこれよ。リヴァDと言ったらタイトルの素晴らしさよ。一体誰が考え付いたんでしょうか!?
viceが悪(魔王)で、reで再びで『D』でしょ。いや、悪を悪を……恋愛でやっている。viceがreしてDなんですよね(落ち着け)。
Dというのは、メインキャラクターが持っているテーマ(単語)の頭文字です。全員の恋愛テーマがDから始まります。
誰とは言いませんが、なんと恋愛エンドのタイトルが……!なんという事もあります。名前って大事ですね。
ゲームの作品全体を冠するものなのは、万作共通ですがその中でもよくこのタイトルが出てきたなって気持ちでいっぱいです。だってSATANだったらレナちゃん絶対買ってない。


・リヴァDの魅力②  クールビューティー(物理的な意味を含む)な久遠の氷壁
主人公です。プレイヤーにとっては、このゲームの鬼門と言ってもいいかもしれません。
主人公アイカは魔界の四天王であり人間ではありません。恋愛が価値観に存在しない(+魔王への忠誠が絶対)だけではなく、人間界に対する知識=常識がありません。そういうことは現在進行形でお勉強中なので。
家庭科の調理実習で玉ねぎの皮を剝かずにそのまま食べようとしたり、音楽のテストでシューベルトの出身を「魔界」と回答するようなぶっ飛び具合です。(作中では他にも珍回答あり)
魔界では優秀で職務に対し非常に生真面目な性格をしていますが、力こそ正義の魔界の四天王(知性が余り重要視されてない)なので、敬語キャラであれども強気な物言いや言葉遣いの悪さは、他の乙女系の主人公と比較するとどうしても目立ちます。口癖も「黙れ」なので……。
勿論、ぬいぐるみが好きだったり恋愛面では照れたりと女の子らしい一面は沢山あるのですが肌に合わないなぁという方も中にはいらっしゃると思います。
恋愛面に関しては、圧倒的に格好良さが目立ちます。
特にリヴァDの攻略キャラクターは、アイカへの恋愛感情を公にしていいのか踏み出していいのかと臆病になっているパターンが多いので、「決してお傍を離れません」「嫌いになるはずありません」「魔王様のしたいようにしてください」というような魔族らしい絶対の言葉を言えるところが彼女の最大の魅力です。
魔界の四天王という超特殊な設定のキャラクターですが、だからこその台詞や行動。戦闘力が有るからこそ戦える。そういう女の子なんですよね。
圧倒的にアイカちゃんも物語の歯車の一部なので、そこら辺に地雷が無い方は楽しめると思います。


・リヴァDの魅力③  魔王は1人しかいない!
これはかなり大事なポイントだと思います。当初はルートに入ったキャラが魔王になると思われていたので……。(ルチア聞く前のクリミナーレみたいな感じですね)
実際問題、魔王は1人しかいないので他3人とは別の関係性から恋愛をすることになります。
でも誰をプレイしても良い話なんですよーーーー!!!

 


では、場も温まってきたところで攻略キャラ解説(という名の推し語り)をやってまいりましょう!

 

・ユキネ

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主人公アイカが見出した、主人公限定のナンパ系魔王候補です。
住所不定な自由人で、何もかもが謎に包まれている。本人も自分のことがよく分かっていないようです。つまり自身の記憶がない。
ユキネのテーマはDearlyなんですが、アイカのことを一途に愛してアイカの為に最善を尽くそうとする姿勢に泣いてしまいます。ユキネは終始アイカのことが好きなんですが、自分が何物だったのか思い出した時にアイカと一緒に居てはいけない存在だったことに気が付くんですよね。それまでは何となく危険を感じていても、好きという気持ちを優先してイチャイチャしていたのが完全にそれが出来なくなってしまう。
イカちゃんの「夢は夢でしかない。私は必ず現実で本当のあなたに会いにいきます(意訳)」は後から聞くと本当にうわーんって感じでした。ふたりにとってお互いが勇気をくれる存在で、最高のパートナーなんですよね。
彼のルートだけエンディング前に挿入歌が流れるんですよね。つまりそこがふたりの愛の結末なんですよ。ま~た心中カプが増えてしまったよ……。
だからこそ、エピローグが巡り会ったところで終わるというのがよかったです。
P.S. クロダルートのユキネも最高なので見て。


・イロハ

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四天王アカツキが見出した、完璧超人なツンデレ魔王候補です。
スタッフブログ最終回にて、防御力低めの服でデレ顔を晒した貧乏くじキャラでもあります。
精神と命の余裕を失うとデレをMAXで発動してとんでもない睦言を聞かせてくれます。
普通にデレても破壊力は高い。犬と甘い物と昼寝が好き。
イロハは性格が非常にひねくれているのですが、アイカは途中で彼が実はとても優しい人だという事に気が付いてしまうんですよね。(イロハは価値観や経験から優しさを容易に出力することを避けているので)。
最初に攻略したのですが、覚醒後の衣装見て「は?誰??(ガチトーン)」となりましし、何も分からないままバッドエンドに直行してぐっさり殺されました(しかも事情説明の前だったので犯人がイロハということにも納得していなかった)。ちゃんちゃん。
イロハは口が悪いのですが、彼が殺戮モードな時は声が酷く冷たくて、ちゃんとこれは(本当の)イロハじゃないと分かるんですよね。声優さんの演技って凄いなと思えるシーンでしたね。
彼らの恋は「お前の顔が見たい」で始まり「他の誰でもない、あなたに私を見てほしかった」で通じ合って、恋人になった後も何気ない表情に心底愛おしさを感じる関係が素晴らしすぎるんですよね。
ただしアカツキ、お前は超反省しろ。


リョウガ

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四天王スイウ(CV:立花慎之介)が見出した、何故か動物や女の子に嫌われてしまう体質をもっている魔王候補。
本命(色々な意味で)です。バッドエンドがどれもあらゆる面でヤバいんですが、好きな人はめちゃくちゃ好きだと思います。
バドエンの主人公達の記憶の話ですが、虚無の魔法なら取り込んだ際に記憶に影響を及ぼすこともあるのかなぁと思っています。ヒナツに魔法が発動しなかった理由は不明ですが、少なくともイロハは記憶を持っていないようでしたし。
彼はCV:前野智昭~~!!って感じのキャラになっているので是非、是非聴いていただいてね……。
恋愛テーマがDependの時点でははん、ヤンデレかと軽率に構えていたことを反省しています。リョウガはまさにDepend(依存する愛)って感じでしたよね。
ずっと女の子に嫌われていたから心が空っぽ諦めていて、それ故に初めて好きにならせてくれた(自分を嫌わない)アイカに執着してしまう。
イカだけは例え嫌われても離たくない、全てが欲しい→魔王になればそれが出来る
そういう理論を展開して迫ってきます。 
しかしまあ「俺の子を孕め」は本当にビビりました。これがR15の力か……。
一方のアイカリョウガの二面性に翻弄されるのですが、ちゃんと『リョウガ』という個人を忘れずに見てくれていた(正確には思い出したん)ですよね。
どちらもリョウガだし、全て合わせて彼なんだという事に気が付いたときは本当にじーんときました。



・ヒナツ

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四天王シンクが見出した、天然タラシ魔王候補です。
引きこもりキャラだと思って完全に油断してたらこの様ですよ。
個人的にヒナツには無限の可能性があると思ってます。(というか魔王候補の内実際に魔王になるのは1人ですが、3人とも世界が少しだけ違っていたら魔王になれたのでは?という気がしてならない)
ヒナツの台詞で印象的なのは「死ぬ覚悟ならとっくに出来てた。出来てなかったのは生きる覚悟」で、有難うDesireという気持ちでした。
そんなヒナツをみてスイウがやはり(魔王候補に選ばられるだけあって)ただ者ではなかったと評価を改めるシーンも好きだったりします。
ヒナツは凄く勇気があるなぁと思うのですが、戦い方が知恵を絞ったものだったのもポイント高いです。
とは言えば一番好きなのはエピローグのイロハとリョウガの件です(結局それか)(だってあの2人はリヴァイシア最強)。
このルートで明かされたアイカが渡された指輪の話なんですが、だからイロハルートの最後でアイカは死ななかったんじゃないのかと思いました。かなり致命傷だったので。
ヒナツはDesireを持っているだけあって、本来は活動的で精力的な人間だったのではないかと思います。今後の成長が非常に楽しみでニヤニヤしています。



・クロダ  ※若干のネタバレを含みます

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隠し攻略キャラで大家のクロファーさん(ヒナツ命名)です!!
耳が良い人は一瞬で正体が分かる存在となっております。
地味にダメ男なんですよね、彼。というか何で君たち直ぐ仕事サボろうとすんのさ!イロハを見習ってくれ!!
クロダはアイカに対して、相反する罪悪感と愛しさを抱えていて雁字搦めになっていたようです。
そして『魔王が命じる』事件な。あれ、魔王じゃなくても使えてしまうので皆にバレたらヤバいよね。
クロダの言い分として、「私はその言葉を使ったことは一度もない」が有り、その後「【魔王が命じる】私の物になれ」を何度我慢した事か……」というものがあるのですが、これってコハクがアイカに言った台詞と同じなんですよね。
それを言ったコハクと言わなかったクロダの対比が最高でした。
コハクの話を始めると鬱of鬱で永遠に終わらないのでしません。しんどい。
ルートは最後だけ選択肢1つなのに選ばせるシステムなの大好きです。クロダがアイカに思いをぶつけるシーンがすごくえっちでした……。

 

 

と、言いたいことはまだ有りますがこのくらいにしておきます。
オトメイトと言えばアイキャッチなんですが、本作は好感度が上昇したときに選定の書の魔石部分が光る仕様でかなり好みでしたね。
あと細かい部分ですが、好感度確認画面でその時の好感度に応じたセリフが出るのですが、キャラクターごとに違って最高でした。
特にイロハルートの「お前の力を貸してやる時が来たのだ!」→「愛の力はどんなものよりも強いのだ!」はさ、ふとした瞬間に見ると泣いてしまうそうになります。
ミケの温かくて強い言葉はシリアスのど真ん中でも背を押してくれました。


ネタバレをなるべく避けた結果、レナちゃん何が言いたいの?状態になってしまいましたが非常に楽しく、シリアスなゲームとなっておりますので興味があれば何卒よろしくお願いします。
話はしっかりしていますが、ルートは5時間くらいあれば余裕で終わるような長さですので気軽にプレイできるのも魅力ですので是非是非!