スクランブルエッグ

私による私の為の生存記録

クリミナーレ!Tを聴きました(未聴者向け)

色々な事情からまだ手を出せてない人が多いので、ここは皆のレナちゃんが背中推させていただきます!
キャラクターのネタバレ(ここ大事)を派手にするつもりはありませんが書いていく上で多少内容には触れるので苦手な方はご注意下さい。

 

早速ですがキャラ共通の全体あらすじ。

インタポールの捜査官殺人事件の重要参考人(扱いは被疑者)として全世界に指名手配されてしまう主人公。
なんで重要参考人になってしまったかというと事件現場に私物があったから。
当然殺してもなければ事件現場になんて行ってない。
信じてくれた恋人であるアンフィスバエナの一員と8つの視点から事件の謎に迫っていく。

※以下反転
情報を集めるに『ファルサリアファミリー』というミラノに拠点を置く対抗組織がアンフィスバエナを貶めようとして仕掛けた罠であることが判明。
では彼らがどのようにしてインタポール捜査官を殺害しその罪を主人公に擦り付けたのか。
その答えを8つの視点から追っていく物語。

こんな感じ。
あれ?今なんで反転させたの?反転させるくらいなら書かなきゃいいじゃんって思った人が少なからずいると思います。というか居て下さい。
反転してまで書きたかった理由は簡単です。
反転内容を読んでから作品を聴く方がより楽しめると思うからです。最近のクリミナはアンフィスバエナ以外の組織との交戦がストーリーの軸になっているので世界観の設定が複雑になっています。
初聴で聴いて理解では遅いというか関係性を整理するのに精いっぱいで内容まで回らない。と思ったので導入を書かせていただきました。気分を害した方、いらっしゃったら申し訳ありません。

 

ではでは満を持して恋人マフィアの話をしていきましょう!
先にも述べた通り本作は8つの視点から謎に迫る物語。構成はRに近いです。ファンタズマさんが楽しみ。
本作の恋愛要素はかなり薄め。
彼らの前に立ちはだかる謎と軽い壁。その壁に対して彼はどう対応するのか。二人ではなくて彼に焦点を当てた話になっています。
要するに各々違うラスボスが登場するんです。ナルトかよ。
現在の所ですが
ジェラルドの相手は敵組織のボス。
ルチアの相手はナイフの使い手。
はい皆ジェラルドさん聴こう。
バトルシーンもとっても魅力的なのですが何といっても本作の肝は彼の価値観が垣間聴けることでしょう。自分とある種同じ立場の相手を前にすることで彼の立場に対する考え方やプライド、そういう物を本作は書きたかったんだろうなというのが私の結論。
ジェラルドさんが格好いいのは言うまでも無さそうですがルチアくんが良かったです。
前半の台詞を聴いたうえでラストバトルのルチアくんの行動に注目して聴いてほしいです。意外と深いことになってて愛を感じます。
はぁ~ルチアくんめっちゃ良かったなぁ(ホクホク)

TにはXまでに合った様な恋人としての時間はあまりありません。
なのでそういうのが好きだった方はがっかりしてしまうと思います。
今回はキャラクターを楽しむタイプの作品です。
内容を膨らませる為に手錠が無くなったので無印やF、あの頃が好きでたまらなかった人(私もそう)はテイストの差に混乱すると思います。

 

でも私はそれで良かったと思うんですよね。
元々手錠に拘り過ぎていて展開の幅が狭くなってきていましたし手錠が無い方が物語は良くなる。勿論手錠はクリミナのアイデンティティでもあるのでそれを失くしてしまうことに抵抗がある方も多くいらっしゃるはずですが。
私の好きは波があるので、現在の状態で2時間聴くのは結構大変そうだなーと思っていたら1枚で来てくれたので凄く入りやすかったです。
Xと同じような心境でTを聴いたら差に混乱すると思うのでそこは理解した上で聴くことをお勧めします。
テイストはかなり変わりましたがちゃんと面白いので是非聴いてみてください。
皆さんとTのお話しを沢山させていただきたいです!