スクランブルエッグ

私による私の為の生存記録

「吸血ウイルスVからの生存」簡易纏め

ハローハロー。
絶賛自粛期間のレナです。
今年のGWは引き籠りの寂しいやつにならずに済んでホッとしています。(みんな外出してないため)


総統の記事でHPを大幅に削られたので本記事は殴り書きです。(殴り書きです。)
まずは本日のメニューをご覧ください。

①さすらう女 (主人公の話)
②各巻のCDカラーについて (設定の話)
③平成の魔女狩り (ツカサ編の話)
④タクミ編の時空の歪み (設定の話)
⑤トポス (やっくん、主人公、総統の話)

以上でお送りします。

 


①さすらう女
まず初めに主人公の話をしましょう。
先日このような神ツイートをしました。

twitter.com


彼女の夜逃げチャレンジ回数は多分6回で、ついでに監禁される回数は3回(タクミさんは未遂の為カウントしていません)です。優勝。
これは彼女に行動に対するツイートですが、事実彼女はさすらうという表現がぴったりなキャラクターだと思います。

彼女を語るうえで阪口健吾という存在は外せないため、彼と比較しながら読み解いていきます。
気性は阪口健吾とほぼ真逆に作られたキャラクターですが、性質は彼と極めて似ています。よってボケ担当です。本来はよく微笑む子で都合が悪くなると黙りこみます(因みに健吾にはこの悪癖がバレている)。
彼との大きな差は2つあり、1つは「死」についての捉え方です。彼女は死を開放=良い物だと考えています。
例えば、死にかけた動物を彼らに差し出した時、阪口健吾は動物を不老不死にして助けますが主人公は早く楽にしてやるために殺めるでしょう。
もう1つは世界の捉え方で、彼女は世界に絶望しています。(本人の口ではないが、明確な台詞つきなのでこれは多分公式見解)
社会に期待もしていないしユートピアに至っては地獄とまで称しています。
また大変に自己中心的な部分がある女性だと考えられます。例をあげます。

①幸せな世界(ヤクモの掲げた世界)を求めながら、総統に全てを丸投げ状態
②正体がばれた瞬間にタクミさんから逃げる
献血器から目を反らす
④タクミさんの愛を目的(=自殺)の為に利用

探したらもっとありそうですがともかく。
これらの行動に共通しているのは自分の意思で選んだり求める癖に、その結果と相手を全く受け入れないという点です。

①に限らず総統に対しては、彼の発言を彼への懐疑心から全面的に信用できていないのですがかと言って本音を言ったら無理さよならという具合です。
②に関しては、タクミさんだけに飽き足らずヤクモさんの理想すら信じていなかったということになるので一番酷いと思います。
③自ら(カッサーの背を追って)その仕事を選んだ癖に、状況が快くないからとあのような態度を取るのは無責任です。
④言うまでもなく酷いが、一番の糾弾すべきはこの行動は総統によって過去自分が受けた仕打ちと同じだということ。なのに彼女は(寧ろ同じことをしたと気付いていないのでしょうが)総統絶許姿勢を崩しません。

 

あとは当初、女子力が全キャラの中で一番低いと思います。(周りがハイスペックすぎるため)
勉強は高等教育を受けれていないのであまりできませんがバカではありません。時間を取り学べる環境に入れればしっかりとした意見や知識を身につけることができるでしょう。素直な子なので。
しかし現状それが出来てないのでああいう風になってしまっています。
タクミ全巻特典にあった、化粧で皺を描くという行為については尊敬しています。最高でした。

やっくんと総統は彼女を強い女だと評価しています。
彼女は確かに強い女になったと思います。でもそれってなりたくてなったわけではないと思うのです。強い女は英語ではsassyと訳しますが、主人公は絶対にsassyではありません。これが当てはまるのは映画ヴァレリアンのローレリーンの様なキャラクターです。しかし彼らには間違いなく彼女がsassyに見えるのでしょう。
sassyというのは気質を表す形容詞です。つまり彼らは彼女のたった1つ行動に気質を見ているのです。
そもそもヤクモ編の行動についてはツカサに呪われているというのが決断過程に関わっているので、ヤクモさんは本当に表面しか見れていないと思います。しかしやっくんはメシアです。やっくんだけがメシアでした。うんうん。
本当は弱いというか普通の女の子なのだから特別視するのをやめろくださいという悲しみでいっぱいです。

上げて落とす様で申し訳ありませんが、彼女は(自分に執着した)男を破滅させる神様です。
そういうわけで4人とも人生が破滅しました。タクミさんの破滅はオルタ編をどうぞ。
総統は元々人生が破滅していたので表向き変化していないように見えますが実はがっつり破滅していると思います。八方ふさがりになっているので。
しかし彼もまた破滅の力を持っているので、彼によって主人公は人生が破滅してしまいます。もー、仲良くしてください。

 

 

②各巻のCDカラーについて
CDカラーはトランプのスートを表しているのではないでしょうか。
その説でいくと主人公はジョーカーです。

・三浦司とハート
ハートは「愛」を表すカードです。
彼の存在と愛に密接なかかわりがあることは言うまでもないですね。この話には真の愛がありましたし愛故に呪われます。4人のうち、誰にハートを当て嵌めるかとなれば間違いなく彼になるでしょう。

・泉八雲とダイヤ
ダイヤは貨幣、つまり「富」・「豊かさ」の象徴です。
彼だけがすんなりいかないスートを当て嵌められているように見えますがこれらをもっと広く捉えていくと実態が掴めるのではないでしょうか。所謂、全ての人が満ち足り豊かに暮せる社会を実現したいというのが彼だと思うのです。正義感の塊ですね。でもオルタ編を見ると……。
尚、占いではダイヤは現実を表すカードなので深く考えると闇が深い問題でしたね。
あまりなんじゃないのとか言ってはいけない

・阪口健吾とスペード
スペードの意味は「死」です。「力」「争い」という捉え方もあるのでお察しです。対極的な性格をしながら彼はいつだって死をもたらす存在です。主人公以外の命は実はどうでもいいと思っている可能性が極めて高いです。
彼は命の支配者ですし主人公を殺せるのも結局は彼しかいませんでした。本人が死にかけているという意味ではありません(笑)
ケンゴにとっての死については、⑤トポスを参照してください。

・富士原巧己とクローバー
「平和」を意味するクローバーは本来は緑色です。しかし彼のCDの色は灰色。色褪せています。これは色のない、つまり偽りの平和を意味しているのではないでしょうか

キャラが4人でタクミさん以外は全くデザインに使われていない色をCDカラーに取り入れているのが最初は本当に不思議でした。
彼らのイメージを裏切られる色が開ける度にあって本当に意味が解らなかったのです。トランプは時間(1年)をテーマに作られた物なのでぴったりといえるでしょう。
この考えは根拠ゼロの妄想ですが皆さんに無駄なことを考える機会を与えられたらなと思います。

 


③平成の魔女狩り
そもそもツカサ編で起きていたことは何だったのでしょう。
吸血鬼の発生は勿論ですが、実はあの話で掘り下げられているのはそれによって発生した二次弊害です。
吸血鬼云々って実はツカサと主人公の中でだけ起きていて外では、徹底的にそれによって起こった二次的な殺人が書かれていたような印象を受けます。(設定としては吸血鬼による殺人も多発しています)

これは早い段階でフォロワーさんとお話ししたことなのだけれど主人公はアルビノなんだと思います。
なんということでしょう。正に魔女ではないですか。
作中では主人公は化け物と言われていましたが、危害を加えるかもしれない、つまり異形の力を持っているかもしれないから殺していいなどとこれが魔女狩りじゃなきゃなんなんですか。殺人は犯罪です。
魔女という点を踏まえるとクモという言葉が出てくるのも分かります。どう考えてもクモはツカサくんのことですし、そう考えるとクモの幸福=ツカサの幸福となって非常にすっきりします。
まあクモ=捕食者=監禁みたいな考え方も出来ます。
魔女狩りでは魔女をかばった人達も殺されるので大切な人が全員死ぬというストーリーにもなぞらえているところが怖いです。

 


④タクミ編の時空の歪み
公式大晦日SSとストーリーの中で2年経過してしまったがために浮上した完全なるバグです。
本項では時空の歪みを頑張って修正したいと思います。
タクミ編の発売は2019年1月24日です。これは果たして何の日だったのかというのを考えていきましょう。
結論を先にいうとこれは映像の完成上映会の日だと思います。(この瞬間にブックレットの時空が歪む)
つまりラストで感染者が映像を見てるシーンあれが2019年1月24日だと私は考えています。
時系列を追っていきましょう。
まず総統のライン(全ての元凶)(本当に)(あれさえ無ければ私はこんな状態になってない)が1月19日です。
「このまま進めます」という部下の舐め腐った発言から、この時点ではプロジェクトが完遂されていない=映像が公開されていないされていないと考えられます。気になさらないわけねーでしょうがバーカバーカ!
本編ではあの映像は約2年間に渡って撮影されたものであることがわかっています。なのでここから逆算するとタクミさんと主人公が出会ったのが2017年という事になります。そして終わったのが2018年の末なのでは。(ここでメーカーSSの時空が完全に歪みました)
そして大晦日SSを信じるならユートピアを出ていったのは2010年です。
それから地下が出来たのは主人公と出会った年の5年前だそうです。

時系列を年表風に纏めます

2010年         ユートピアから出ていく
2012年         地下区域が出来る
2017年初頭       タクミさんと出会う
2018年年末or2019年初頭 プロポーズされる
2019年1月19日      ライン大事変
同年1月24日       タクミ編トラック8
更に数ヶ月後       ブックレットの最後の文

 
ということになります。つーか住民になって2年で地下区域を造る総統、ヤバすぎる。トランプもびっくりです。 
それから以前から疑問を持っていたタクミ編の冒頭ですが、本編と異次元で捉えるべきだと結論が出ました。
最初はあれが後から本当に収録されたものでそれ故にタクミ主要人物説が濃くなったのですがこの音声については違うと考えを改めました。
理由としては作中を生きる感染者へ向けてあのセリフを言う意味が分からないからです。
つまりあれはただの我々への(優しくない真実への)ヒントでしょう。
タクミさん主要人物ほぼ確定なのに主人公の事知らないの本当に面白いですよね。知ってたら絶対に手は出さないじゃないですか。

 

 

 

⑤トポス

・俺の理想郷
泉八雲の理想郷はマグ・メルです。これは本当に存在するとされる喜びの島です。因みに人々はこの島では不老不死とされています。
マグ・メルには死(や栄晃)をもってして辿りつく島なので、苦しみ(死に相当)をかかえた不老不死がすむあの学校はすごく良く出来てると思いました。彼の生き様は偉人に例えるならゴーギャンだと思います。何度辿りつかなくても楽園を求め続け一生を終える。
マグ・メルが存在することから泉八雲の掲げる理想郷はどこかに存在する、まだ見ぬ理想郷として描かれているのだと思います。
しかしまあオルタ編では理想を諦め、身の回りの平穏を最優先する人間になってしまうというところが……超エモいので皆さん聴いてください。(土下座)


・私のユートピア
次に主人公の理想郷を見ていきます。彼女の理想郷については言葉の意味のユートピアそのものです。
彼女の中でのユートピアの定義はありのまま自分を他の住民と同列に扱ってくれる世界、つまり本来の自分を異端視しない社会です。そして言うまでもなく死が存在する世界です。(死をもってしか解呪できなくなったため)
しかし、これは本当に本当にどこにもありません。ので主人公はさすらうのです。
人間として生きて外に受け入れられず、吸血鬼として生きてユートピアに受け入れられなかったからです。地下では吸血鬼なのに人間として振る舞っているので、ありのままの自分という点で矛盾してしまいます。
話だけ見ればそこは偽りであれ楽園ではあるというように取れますが、実はそれは全くのユートピアであり存在しない場所なのです。しかも地下の幸せにより彼女の理想郷が無かったという事実が補強・強調されている。
人権を守っている総統が2019年のユートピアでは異端児なので、人を人だと思っている主人公は当然異端児です。


・僕と君の××トピア
接頭語はお好きな物をどうぞ。
彼が実際に作り上げた世界はユートピアの中身そのものですが、本項では彼の理想郷について考えてみましょう。
まず大前提として主人公の為に世界を作っている()ので、主人公が笑顔になれる世界な訳ですがこれは後天的に付け加えられたものなので彼が理想とする社会は別に存在します。
彼の理想郷。それは人々から死が取り除かれた世界です。
彼は優しいので事前に説明してくれましたが、主人公(と我々クラスタ)はこれを聴いていなかったので後から失望することになりました。
※このシーンは彼の発言を正しく捉えられないように心理的に誘導してくる悪質な作りになってます。絶対確信犯。
彼にとって死は苦を与え恐れるべきものであるので、理想郷とは悪しきものを排除した世界であるという根本的な考えは他の人達と同じです。
これらを踏まえると彼の最終的な目的は、理想の世界で主人公と永遠に生きるとなります。
しかしそれは彼女にとって最初から容認不可能なので今後絶対に衝突します。まあ彼は自殺にはそんなに抵抗ないので最終的には一緒に死んでくれるでしょう。やったね!
何を理想郷にするかと何処を理想郷とするかは違います、だから主人公と一緒ならどこだって理想郷なんですよ、きっとね。

 


最後に、ユートピアは名古屋にあるのでしょうか。
いや少なくとも東京じゃないですよね?

 

 

 


P.S
ツカサの時代が欲しいです。